Ivy Style
アイビー・ルックの始まりは、1954年、米国の8校によりフットボール連盟が結成された。各校にはレンガ造りの校舎に生い茂る蔦(アイビー)がシンボルとなっていた事から、アイビーリーグとネーミングされた。その彼等が好んで着ていたフアッションを、1955年に国際衣服デザイナー協会がアイビー・ルックと名付けたのが始まりであると言われている。
1950年代後期に当地では最盛期を迎えたアイビースタイルは、アメリカ国内にとどまらず、世界中の若者を虜にしていく。日本では、VAN創業者・石津謙介を中心とするクルーが、雑誌や写真集などの出版メディアを駆使して積極的に紹介。1960年代前半には“みゆき族”と呼ばれる日本流アイビースタイル集団が登場する。
象徴的なアイビーカジュアルは、通う大学の校章やロゴがあしらわれたアイテムだ。カーディガンやスウェット、セーター、Tシャツ、スウィングトップなど、その種類は多岐にわたる。いずれにしても活発で清々しく、無骨ながらも清潔な雰囲気を保ったスタイル。それがアイビーである。