大流行のMA-1!
まずはそもそも論として、MA-1がどういうジャケットかについて軽く解説を。1944年に誕生したフライトジャケットB-15の後継モデルとして、1950年代初頭にアメリカ空軍で採用されたのがその始まりです。“インターミディエイトゾーン”と呼ばれる20℃から-10℃の気温で着用され、カラーはくすんだ緑であるセージグリーンが基本。飛行機のシートに座った際に生地が挟み込まれないよう、後ろ身頃を短めに設定しているのも特徴です。また、本来のMA-1は裏地に視認性の高いオレンジカラーを用いていますが、これは万一の墜落・脱出を想定しての仕様。裏返しに着ることで救出部隊の発見率を上げる役割を果たします。
ここ日本では1980年代ごろからカジュアルウェアとして愛用されるようになり、以降は不動の定番アウターとして君臨し続けてきました。汎用性の高さに関してはもはや言わずもがなですが、ドがつくほどの定番服ゆえ着こなしが量産的になりやすいという問題も……。どう着てもある程度サマになる安定感に長けたアイテムではありますが。
“ミリタリーがルーツのタフなアイテム”という印象のMA-1ですが、今ではワードローブの定番としてすっかり市民権を獲得しています
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