2025ブログ
幻想と狂気の浮世絵師、月岡芳年を纏う夏。
19世紀の浮世絵界において、もっとも異彩を放った絵師をご存知でしょうか? その名は——月岡芳年(つきおか よしとし)。血しぶき、妖怪、怪談、そして女性の妖艶な美しさまでをも筆に宿らせた、幕末〜明治にかけて活躍した浮世絵師です。 「最後の浮世絵師」とも称される彼は、死や妖怪、女性の艶やかさと狂気を独特の筆致で描き、当時の人々の心を震わせました。現代の私たちが見てもなお、美しさの中にある不穏さ、そして静寂と恐怖が共存する世界観は、強く心を惹きつけます。 この夏、そんな月岡芳年の世界が、ファッションとして新たに蘇りました。 目次 月岡芳年について1|海底百物語オープンカラーシャツ2 |「うるさそう 寛政年間処女之風俗」柄オープンカラーシャツまとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 月岡芳年について 月岡 芳年(1839年4月30日- 1892年6月9日)は、幕末から明治中期にかけて活動した浮世絵師。 姓は吉岡、後に月岡。本名は月岡 米次郎。 画号は、一魁斎芳年、魁斎、玉桜楼、咀華亭、子英。 最後は大蘇 芳年を用いた。 河鍋暁斎、落合芳幾、歌川芳藤らは歌川国芳に師事した兄弟弟子の関係にあり、特に落合芳幾は競作もした好敵手であった。 また、多くの浮世絵師や日本画家とその他の画家が、芳年門下もしくは彼の画系に名を連ねてい。 1|海底百物語オープンカラーシャツ 月岡芳年の代表作『和漢百物語』と『新形三十六怪撰』から着想を得た妖怪画を抜粋・再構成したもの。 和漢百物語 頓欲の婆々 新形三十六怪撰 老婆鬼腕を持去る図 背景には水面の揺らめきや海底を思わせるグラデーションと水波紋様を重ね、まるで海の底で異形の存在たちが静かに息づいているような、不思議で幻想的な空気感を演出しています。 海の中という設定でありながら、涼しげというよりは不気味さが際立つのが芳年らしさ。 リラックス感のあるオープンカラー仕様で、暑い季節にも快適に羽織っていただけます。 クラシックな柄ながら、スタイリング次第でモードにも、和モダンにも。 月岡芳年「海底百物語」プリント入りオープンカラーシャツカラー:展示色サイズ:S-2XL商品番号:KRK-LSX-QWDWYC0512...
「 IMPERFECT」の力—「BORO」
新しいものは「古く」なってしまいますが、「美しさ」は永遠です。 目次 1.「BORO」とは何か?2.現代社会の意味 —「BORO」3.KARAKU再構築 — 「BORO風」4.まとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 1.「BORO」とは何か? 襤褸(ボロ)ファッションとは、モノが溢れかえる今から遡ること150年以上前、東北の寒冷地などでは、重ねた麻布に刺し子をし、寒さをしのいできました。すり減り、破れれば継ぎ接ぎし、刺し子で補修をしました。 こうして布は、長い間使い続けられ、さまざまな生地や模様が、家族の歴史や記憶とともに複雑に絡み合い、他に類を見ない美しさを放ってきたのです。 現在、海外で注目され、欧米を中心にアートして高く評価され。抽象画を楽しむように鑑賞され、「BORO」という言葉は今や英語として通用するほどです。 2.現代社会の意味 —「BORO」 この時代にあっても、私たちは100年前の人々のようにボロを着て苦しい生活を送るわけではありません。 しかし、現代人は古い戀の為にボロを着ているわけではないと思う、その時代の「現代的な生き方」を生きる為に。 私たちの目標は、「BORO」を現代ファッションスタイルに適用することです。私たちは 「BORO」を楽しんでいるのが、自分自身のファッションスタイルを表現することができる。 3.KARAKU再構築 — 「BORO風」 KARAKUは、「襤褸」の持つ歴史や背景、当時の人々の生活に想いを馳せてきました。 しかしながら、ただ単に襤褸をリメイクするのではなく、現代のファッションに昇華させるため、ゼロからパターンを創り出し、生地も解体し、再構築しました。 さあ、一緒にKARAKUから再構築したボロファッションをみましょう❣ ①BORO風 再構築襤褸パッチワーク半袖シャツ 様々な古布素材をパッチワーク状に配置して組み立て、アーガイルチェック・花柄・麻の葉柄など日本の伝統模様がランダムに組み込まれた。 古布のようなくすんだ色合いと美しい色使いが魅力、センタープリーツ・オリジナル織りネームなど細部にまでこだわった、どこかオリエンタルな雰囲気に。 アウトドアやカジュアルな場面に適しています。伝統的なワークスタイルやアメカジ風のファッションを想起させ、秋冬の季節感を演出し、様々なカジュアルシーンでの着用が可能です。 BORO風 再構築襤褸パッチワーク半袖シャツカラー:...
KARAKU|バズった夏コーデ厳選9選
夏が来るたびに、コーデ選びは毎回悩ましい。今年の夏も本格化し、SNSではすでに「#夏コーデ」で賑わっていますね。 今回のブログは、KARAKUのバズった夏コーデを厳選して9つご紹介します。それぞれの着こなしポイントやおすすめシーンを交えながら、今年の夏を盛り上げるベストスタイルを紹介します。 目次 01.石黒亜矢子さんコラボTシャツ×ライトブルーデニム02.透かし彫りレースシャツXカーゴパンツ03.ハワイアロハシャツXジーンズ04.深海のネオンショーアロハシャツXショーツ05.ポロシャツX速乾カーゴショーツ06.ピーチスキンシャツXカーキワイドパンツ07.妖怪絵巻浮世絵シャツXカーゴパンツ08.ペイズリー柄綿麻キューバシャツ&ショーツセットアップ09.タンクトップXジーンズまとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 01. 石黒亜矢子さんコラボTシャツ × ライトブルーデニム 人気絵描き・絵本作家の石黒亜矢子氏との限定コラボTシャツは、この夏のバズ筆頭アイテム。 特別な「しっぽを噛む虎列」なが目を引き、1枚で着ても主役になれる存在感を発揮します。そこに合わせるのは、清涼感たっぷりのライトブルーデニム。 ゆったりとしたシルエットを選べば、ストリートライクな今っぽい着こなしに。足元はスニーカーで、程よい抜け感を。 Tシャツ:KARAKU×石黒亜矢子「しっぽを噛む虎列」袖刺繡 コットンTee ジーンズ:アメカジユーズド感ストレートテーパードデニムパンツ スニーカー:バルカナイズド再構築 ブリティッシュトレーナー 02.透かし彫りレースシャツXカーゴパンツ 繊細なディテールが魅力の透かしレースシャツは、今年特に男性にも人気が高まっているアイテム。 女性的な印象が強いと思われがちですが、カーゴパンツと組み合わせることで男らしさと柔らかさの絶妙なバランスが完成します。全体をモノトーンでまとめれば洗練された印象に。 逆に、カーゴをベージュなどのアースカラーにすれば、よりアウトドア感やストリート感が出て旬な雰囲気に仕上がります。シャツ:配色ストライプ 透かし彫りレースニットシャツ ボトムス:マルチポケット ストレートペインターパンツ スニーカー:野球風x刺し子 ドイツ軍ジャーマンスニーカー 03.ハワイアロハシャツXジーンズ 夏といえばやっぱりアロハシャツ。 中でも鮮やかなブルーが印象的な“ブルーハワイ柄”は、海辺にも街にも映える最強の映え柄。これにあえて無骨なジーンズを合わせることで、甘すぎず、ラフすぎない絶妙なバランスに。 サングラスやバケットハットなどの小物を足せば、休日のリゾートスタイルが即完成。 シャツ:ブルーハワイ アロハシャツ パンツ:ヘビーウェイト ハンドメイドダメージデニムパンツ 04.深海のネオンショーアロハシャツXショーツ...
「KARAKU風」刺繍アイテムに触れてみませんか?
世界には、さまざまな種類の刺繍が存在します。国や時代ごとに異なる表現が編み出されてきた刺繍はどれも美しく、見ているだけでとても楽しいです。今回は、そんな刺繍の中から、私たちが住む日本に伝わる「日本刺繍」をご紹介します。 目次 1.「日本刺繍」とは何か?2.現代ファッションの日本刺繍3.「KARAKU風」刺繡アイテム4.まとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 1. 「日本刺繍」とは何か? 日本刺繡は、絹糸を両手を使って刺していく刺繡のことをいう。主に着物や帯、相撲の化粧廻し、日本人形に用いられている。古くは甲冑などに施されている。日本刺繡の原点は約西暦500年にインドから中国のシルクロードを渡って伝えられた「繡仏」にある。繡仏とは仏像を刺繡によって表現する技法である。日本で現存している最古の繡仏としては「天寿国曼荼羅繡帳」があげられ、今でも奈良県の中宮寺に保管されている。 平安時代には貴族の衣服の装飾や、雅楽の衣装に活用され、桃山時代には芸能装束に用いられた。江戸時代には小袖や打掛、寺社装飾の打敷に需要が多く、また刺繡の掛袱紗は嫁入り道具に欠かせず、安定した注文があった。 さらに明治・大正時代になりヨーロッパとの外交が盛んになると、海外に向けた刺繍絵画が制作されるようになり、日本刺繍は日本の文化として確立しました。こうして、1600年以上もの長い歴史をもつ日本刺繍は、その時代時代の人々の生活の中で受け継がれてきたのです。 2. 現代ファッションの日本刺繍 伝統的な刺繍は、現代社会の中で新しい価値を見出しながら、さらなる進化を遂げています。現代のファッション業界では、高級ブランドのコレクションでは、手刺繍による精緻な装飾が施されたドレスやジャケットが発表され、職人技の価値が再評価されています。また、カジュアルファッションでも、デニムジャケットやTシャツに刺繍をあしらったアイテムが人気を集めており、若い世代にも刺繍の魅力が広がっています。 3.「KARAKU風」刺繍アイテム さあ、これから「KARAKU風」の刺繍アイテムをご紹介いたします。 1.トップス まずは、「KaraKu」刺繍 配色ストライプピーチスキンキューバシャツ。 左胸部分に控えめに配置された「KaraKu」刺繍は、シャツ全体の中にさりげないアクセントを加えている。 手書き風の筆記体が、シャツに柔らかさと親しみやすさをプラス。 デニムパンツやショートパンツと合わせることで、リゾート感を強調。 スニーカーやサンダルを履くことで、軽やかなコーディネートが完成。 【予約】「KaraKu」刺繍 配色ストライプピーチスキンキューバシャツカラー: 展示色サイズ:S-2XL価格:¥10,980(税込)商品番号:KRK-RYM-PSK0402 2.ショーツ 次、エスニック調刺繍 立体ポケットワークショーツ。 後ろ側に配置されているエスニック調の刺繍は、幾何学模様を基調としたカラフルなデザイン。刺繍は左右対称に配置されて、全体のバランスを保ちながら視覚的なアクセントを形成。 シェニール生地を使用し、繊維の束を特殊な製法で作り上げた柔らかな織物。シェ表面にフワフワとした質感を与え、触り心地が豊かでありながらも耐久性があります。 エスニック調刺繍 立体ポケットワークショーツカラー: ダークグレーサイズ:M-2XL価格:¥10,980(税込)商品番号:KRK-515-WK343 3.バッグ 次、横須賀刺繍入り 改良型米軍民間用ヘルメットバッグ。 表面には、横須賀のスカジャンの龍と虎が競うオリエンタルな模様をモチーフにした刺繍が施されています。 表面は防水性に優れた超軽量のナイロンを使用され、内側には緩衝効果の高いポリエステル綿が縫い付けられています。...
歌川広重、実は猫派でした。
浮世絵といえば、美人画や風景画を思い浮かべる方が多いかもしれません。 中でも「東海道五十三次」で有名歌川広重(うたがわ ひろしげ)は、日本美術史を語る上で欠かせない存在です。 しかし、そんな彼に“猫派”な一面があったことは、意外と知られていないかもしれません。 目次 1.「百猫画譜」とは何か?2.江戸時代、猫はどう見られていた?3.その浮世絵が、Tシャツに !4.まとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 「百猫画譜」とは何か? 「百猫画譜(ひゃくびょうがふ)」は、歌川広重が描いたとされる猫だけを集めた作品集。 正式なシリーズ名ではなく、彼が手掛けた猫の浮世絵を後世の研究者たちがまとめて呼ぶ愛称のようなものです。 広重の猫たちは、ただ可愛いだけでなく、人間のように感情を持ち、暮らしを楽しむ姿が描かれています。 お行儀よく座っている子、毛づくろいをする子、障子からひょっこり顔を出す子まるで現代のSNSでバズる猫動画のように、どこか“共感”できる存在です。 江戸時代、猫はどう見られていた? 江戸時代の猫は、主にネズミ除けの実用動物として飼われていましたが、一方で「福を呼ぶ存在」としても人気でした。 浮世絵にたびたび登場することからも、庶民にとって非常に身近な存在であったことがうかがえます。 広重はそんな猫たちを、ユーモアと観察眼を持って描写し、猫と人間との距離感を絶妙に切り取っています。 その浮世絵が、Tシャツに! 今回ご紹介するのは、そんな歌川広重の「百猫画譜」の猫たちをモチーフにした浮世絵柄コットンTシャツ。 綿100%の柔らかな着心地と、現代ファッションにマッチするシルエットが魅力的。しかも、プリントされた猫たちはどれも広重の筆致を忠実に再現しており、まるでアートを纏っているかのような感覚を味わえます。 猫好き、アート好き、そして個性派ファッションを楽しみたい人に、まさにぴったりの一着です。 三代 歌川広重「百猫画譜」浮世絵柄コットンTeeカラー:ホワイトサイズ:S-2XL価格:¥6,300 ¥7,890(税込)商品番号:KRK-LRJ-KAMMT0304 まとめ このTシャツを着れば、ただの“猫Tee”ではなく、日本文化と猫愛が交差する粋なセンスをアピールできます。 江戸の人々が見ていた猫の姿、歌川広重が感じていた愛らしさ――それらを現代に届ける、そんな一着。 あなたも“猫派な広重”の世界観に、一度袖を通してみませんか? -------------------------------------------------- 【✨KARAKU ・新作アロハシャツ登場✨】...
SUMMER STYLE
初夏に向けてお勧めしたいアイテム気温もさらに暖かくなり、夏に向けて新しいお洋服が欲しくなるタイミングです... そんな皆さまにおすすめしたいアイテムがこちらっ! 目次 ①トップス②ボトムス③スニーカー④アクセサリー・小物※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! ①トップス:【予約】「Karakuにぶらさがり遊び猫」刺繍入りコットンTee 遊び心あふれる猫たちが主役のコットンTシャツが登場!胸元には、ブランド名「Karaku」にぶら下がる2匹の猫を刺繍で表現。 コットン100%を使用し、軽量で柔らかさと丈夫さを併せ持った質感がポイント、着ていてとても気持ちが良い。 シンプルかつ洗練されたデザインで、男女問わず着用可能です。デニムやスニーカーと合わせることで、ラフでおしゃれなコーディネートが完成します。 カラー:ブラック/ホワイト サイズ:S-2XL 価格:¥7,190(税込) 商品番号:KRK-LSX-DMMCVXT509 こちらのアイテムは予約商品です。 お届け予定:2025年6月下旬 ※工場の生産の都合上、納期が変更になる場合がございます。 ②ボトムズ:レトロゆったりカジュアルイージーパンツ そもそもイージーパンツとは文字通り、はき心地がイージーなパンツを指します。ストレッチが効いていたり、ウエストにゴムが入っていたりするタイプはもちろん、快適な着用感を叶える機能的な素材を使った1本も、広義のイージーパンツに分類できそうです。 体を必要以上に締め付けない作りは、体型の気になり始めた大人はもちろん、休日らしいリラックス感を味わいたい人にとってうってつけ。細身なモノも主流ですがワイドなシルエットも多く、それがトレンドにも合致するとあって人気が定着。 ただ、こちらのイージーパンツは便利と快適だけではなく、お手に入れ取ってから、またいくつのサプライズを見つけられるかと思います。 「デザイン」 *カーキ、ネイビー、グリーンの三色を用意しております。 *繊細なリネンコットン素材を採用、しなやかで丈夫 *アルファベット刺繍入り カラー:カーキ/ネイビー/グリーン サイズ:S-2XL キャンペーン価格:¥9,639(税込)...
富士山、着ちゃいました|夏の主役はこの一枚!
時代を超えて愛され続ける「富士山」。その雄大なシルエット、季節ごとに変化する美しさ、そして日本人の心の象徴とも言える存在感。 近年、この伝統的なモチーフを現代的に再解釈したファッションアイテムが注目を集めています。 中でも、和モダン×ストリートスタイルとして落とし込まれた「富士山デザインアイテム」は、感度の高いファッショニスタたちから高評価。 今回は、「夏の主役になれる」富士山デザインアイテムの魅力をたっぷりご紹介! 目次 1.富士山モチーフって、なんかダサいと思ってた?2.和の美意識を日常に--富士山の存在感3.この一枚で「夏コーデ」が完成する理由 3.1日本らしさを感じさせながらも、重くなりすぎない 3.2グラフィックの色やタッチで、カジュアルにもシックにもノマる 3.3夏の自然や旅感と相性バッグン 3.4着るだけで"日本らしさ"が出る4.まとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 富士山モチーフって、なんかダサいと思ってた? 正直言うと、「富士山のTシャツ」と聞いて、昔のお土産っぽさを思い浮かべた方もいるかもしれません。 でも、今の富士山デザインは全然違います。 ミニマルで洗練された線画風ビビッドなカラーでストリート感UP浮世絵や筆タッチをモチーフにしたアート調プリント などなど、日常コーデに溶け込むだけでなく、むしろ主役になるレベルのデザインが豊富なんです。 和の美意識を日常に——富士山の存在感 富士山は、古来より神聖な山・霊峰として、日本人の信仰・精神文化の中で特別な存在とされてきました。万葉集や浮世絵、和歌、俳句など、文学や美術の中で繰り返し描かれたモチーフでもあります。 「田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける」出典:中西進著「万葉集 全訳注原文付(一)」講談社文庫 富士山モチーフが視覚的に一般化したのは、江戸時代の葛飾北斎『富嶽三十六景』や歌川広重の浮世絵シリーズが大きな役割を果たしました。 北斎による「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」は、現在でも世界的に有名。 明治・大正から昭和時代まで、富士山は「日本の象徴=ナショナルアイコン」として海外にも輸出されるようになります。陶器、織物、扇子、そして戦後はTシャツなどの雑貨にもモチーフとして使用され始めました。 この一枚で「夏コーデ」が完成する理由 夏はシンプルになりがち。 Tシャツ1枚で勝負…そんな時こそ、インパクトのあるTシャツや、浮世絵風アロハシャツが活躍します。 富士山デザインは、その中でも一歩抜きん出た存在感。 ①日本らしさを感じさせながらも、重くなりすぎない 一見すると富士山に朝日が昇る風景──でもよく見ると、山頂にはちょこんと座る白猫が。 赤い毛玉で遊ぶその姿が可愛くて、ワンポイントになる。 シンプルながらも、思わず二度見したくなるような“仕掛け”が魅力の一枚です。 猫好きの方にも、遊び心あるファッションを楽しみたい方にもぴったり。 掲載するアイテムは「富士頂上の猫遊び 」刺繍入りコットンTシャツ...
粋な江戸カルチャーを着る
スマホ片手にイヤホンをつけた武士が、真剣な表情で何かをスクロールしている。 「江戸Tik風?今、江戸がバズってる?」──そんな言葉に思わず笑ってしまった人もいるかもしれません。 けれど、このイラストに描かれているのは、単なるギャグではありません。 今から約200年前の江戸時代にも、**今でいう“サブカルチャー”**が、しっかりと息づいていたのです。 例えば、壁一面に描かれた“むだ書”(=落書き)。それは、当時の人々──ときには武士さえもが描いた、笑いと遊び心の集大成でした。「粋(いき)」とは何か?そして、なぜ現代のファッションにそれを取り入れるのか? 今回のブログでは、江戸のユーモア、国芳の美学、そしてKARAKUが提案する“着られるアート”について、4つの視点から紐解いていきます。 目次 01|江户のサブカル?02|誰が誰なのか?03|粋”の本質に迫る04|国芳の遊び心 × 現代のファッション ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 01|江戸にもサブカルがあった! グラフィティといえば現代のストリートアートを想像しますが、実は江戸時代の日本にも、壁に描かれた落書き=むだ書(無駄書)が存在していました。 この“江戸版グラフィティ”とも言えるのが、歌川国芳による浮世絵「荷宝蔵壁のむだ書」。 そこには、武士たちが退屈しのぎに描いたであろう顔芸、滑稽な表情、意味不明な文字がずらり。 まさに、江戸の壁が語っていたのです。 「グラフィティは西洋だけの文化じゃない。日本にも“壁の声(ウォールボイス)”があった。」 現代のBanksyのように、辺境の表現がカルチャーの主流になっていく。そんな文化の移ろいも、ここから見えてきます。 02|誰が誰なのか? 例えば、この女性。「花ぞの」と書いてあります。 歌川豊国『五節句之内文月 斎藤太郎左衛門永井室花園」 「花ぞの (花園)」とは役の名前で、四代目尾上梅幸の当たり役なんだそうです。梅幸は上品な美人を演じるのがピカイチだったとか。 ところで、この猫は一体? 頭中をかぶって、楽しそうに踊っている??この猫の正体は...... 歌川国芳『見立東海道五捨三次岡部猫石の由来』後ろの大きな大きな化け猫、ではなく。...
深海のロマンを纏う、海の世界へよこそう
静けさと神秘に満ちた「深海」。そこは、まだ人類が知らない世界――。そんな「海の深層」にインスパイアされた、今季のメンズコレクションが届きました。今回ご紹介するのは、まるで深海探検へ出かけるような気分になれる、幻想的なメンズウェアコレクションです。 この度、KARAKUは深海生物や海藻、タコ、海底宝探しなどをモチーフにした約20種類のシャツ&Tシャツが揃っています。 このシリーズは、プレイフルでノスタルジックなムードが特徴で、まさに「大人が楽しむ遊び心あるファッション」として注目される一方、春夏にぴったりの軽やかさが魅力です。 目次 1.海のデザインモチーフ 1.1深海魚 1.2深海のネオンショー 1.3海に浮かぶタコ 1.4海底の宝探し 1.5神奈川沖浪裏2.おすすめの海関連アイテム3.まとめ ※リンクをクリックすると、項目の説明に遷移します~※画像タップで商品ページに飛べます! 1.海のデザインモチーフ ①深海魚 ユーモラスな深海魚にニット帽を合わせ、ポップ感とレトロ感を両立した一枚です。 ②深海のネオンショー 発光するクラゲや魚群をイメージしたネオンカラーが、夜光性のプリントで再現されています。 ③海に浮かぶタコ 江戸風タッチのタコが大胆にひろがる柄は、アートピースのような存在感です。 ④海底の宝探し 真珠や海藻の間からキラリと光る宝箱モチーフが、冒険心をかき立てます。 ⑤神奈川沖浪裏 北斎の有名な作品「神奈川沖浪裏」からインスピレーションを受けています、愛らしい動物たちと一緒に海の中で楽しむ視覚的な場面を提供します。 2.おすすめの海関連アイテム ①手彫り魚柄真鍮カラビナ付き渓流釣り用本革ルアーワレット 渓流釣りのシーンではなど大活躍! 表面には職人により1つ1つ手彫で魚柄が施されています。 型押しにはないハンドメイド/手作りならではの風合いが特徴のハンドメイド収納バッグです。 内装はルアーを保護の為レザーの仕切りを採用しております。両面貼りレザーの贅沢な作りです。 画像アイテム詳細ページ:手彫り魚柄真鍮カラビナ付き渓流釣り用本革ルアーワレット ②サバ刺繍入りニットソックス 2足組 サバは、魚の一種であり、鮮やかな模様を持つ。 サバの刺繍は、ソックスに遊び心と個性を与え、目立つようにデザインされる。伸縮性のある素材と適切なサイズ設計により、足に適切にフィット。 ソックスのリブ編み部分は、ズレるのを防ぎ、快適なフィット感を提供。 画像アイテム詳細ページ:サバ刺繍入りニットソックス 2足組 ③「KaraKux365CAT.ART」ポケットから覗く猫...
「芸術を纏う。」玉井伸弥×KARAKU5周年アロハ誕生
KARAKU5周年という節目に、私たちは特別な出会いを果たしました。それは、日本画家・玉井伸弥氏とのアロハシャツコラボレーション。 彼の有名作《日月双龍図》《化身図-未-》(2024年)をモチーフに、KARAKUらしい遊び心と職人のこだわりを詰め込んだ2型のアロハシャツが誕生しました。 目次 01|玉井伸弥というアーティスト。 02|展覧会で披露された原画たち 03|制作の裏側も少しだけ… 04|5周年記念にふさわしい特別なアロハ 01|玉井伸弥という画家 玉井伸弥(たまい しんや)は1994年広島市生まれの日本画家で、愛知県立芸術大学日本画専攻を卒業し、2018年に修士課程を修了しました。 伊藤若冲、俵屋宗達、竹内栖鳳などの影響を受け、伝統的な日本画の技法と現代的な感性を融合させた幻想的な作品を描いています。 玉井さんは、日本画によく描かれる虎や龍、最近は妖怪など様々な生き物をモチーフとして描いています。 どの作品も、線が非常に美しく余白の取り方が絶妙で、画中のモチーフに動きを感じ作品に引き込まれて、その生き物が持つ美しさや質感、力強さをも感じとる事ができます。 今回のアロハに落とし込まれた2作品も、それぞれ深い世界観を持っています: 《日月双龍図》 『日月双龍図』は、太陽と月を背景に、二匹の龍が対をなして舞う壮麗な作品です。 富士山や瑞雲が描かれており、ダイナミックな構図と神秘的な雰囲気が印象的です。 伝統的な構成とモダンな色彩感覚が融合されており、自然や神話への畏敬の念が感じられます。 《化身図-未-》 『化身図-未-』は、玉井氏による「化身図」シリーズの一作で、干支の「未(ひつじ)」をテーマに描かれています。 雲海の中で軽やかに跳ねる羊が印象的で、背景には朝日が昇り、暖かく生命力に満ちた色調が特徴です。 このシリーズでは、十二支を通して人と自然、そして伝統と現代とのつながりを表現しています。 02|展覧会で披露された原画たち この2作品は、2024年に開催された個展【玉井伸弥 日本画展-日進月歩-】にて発表され、多くの美術ファンを魅了しました。 岡山天満屋(2024年5月1日〜6日) 福山天満屋(2024年5月22日〜27日) 展示空間で静かに佇む作品たちは、シャツという「日常に溶け込むアート」へと姿を変え、新たな物語を紡ぎ始めます。 03|制作の裏側も少しだけ… 静かな書斎の一角に広がる、創作の痕跡。机上には筆と墨、半完成の羊が紙の上に浮かび上がる。...
「怪しさ、着こなせ。」石黒亜矢子×KARAKU 5周年記念コラボ
皆さまのおかげで、KARAKUはこの5月で5周年を迎えます。それを記念して、私たちは特別なアーティストとの夢のコラボレーションを実現しました。 今回お迎えしたのは、独自の世界観と圧倒的な存在感で知られる絵本作家・石黒亜矢子(いしぐろ・あやこ)さん。 動物たちの奥底に潜む“妖しさ”や“愛嬌”を鮮やかに描き出す彼女の作品が、KARAKUのアロハシャツやTシャツなど、全11アイテムに昇華されました。 本コレクションは全11型。4月30日(水)より販売開始となります。今回はその一部を、物語のようにご紹介いたします。 目次 01|🐠 異界幻想シリーズ 02|🐯 猛虎伝承シリーズ 03|🐱 猫又日常シリーズ 04|🎨 作家紹介|石黒亜矢子(いしぐろ あやこ)プロフィール 01|🐠 異界幻想シリーズ 数十の動物たちが融合して一匹の金魚となった、石黒ワールドを象徴する一作。異形の美しさと妖しさが共存するそのビジュアルは、まさに“異界”の住人。深海の静けさと、目を見開くような緊張感を、その身に。 (東京店舗限定👇) 「百頭魚」浮世絵風テンセルアロハシャツ 猫、虎、鳥、カバ、ヤギ… それぞれの表情に宿る“妖しさ”と“可愛げ”が、不思議な調和を生んでいます。 涼しげなブルーの生地と、鮮やかなピンクの鱗のコントラストも絶妙。1枚でインパクト抜群、夏の主役になること間違いなしのアロハです。 02|🐯 猛虎伝承シリーズ ⬛ 「虎ノ眼」総柄プリントテンセル アロハシャツ 全面に広がるのは、力強くもどこかユーモラスな虎の顔。睨みを効かせた表情も、どこか親しみを感じさせる絶妙なバランス。着るだけで、自信と野生が呼び覚まされる一枚。 ⬛「しっぽを噛む白虎」総柄プリントテンセルアロハシャツ...












