ワークシャツ
最古から続くファッション!?ワークシャツの歴史を紐解いてみた
ワークシャツとはその名の通り、元々は鉱夫・農夫などが作業中に着用することを目的として作られたシャツです。そのためベースの作りがとても頑丈で、長く愛用することが出来るのはもちろん、細部に作業のためにあしらわれた工夫が散りばめられていて、無骨な印象を与えてくれます。
起源は1850年代のゴールドラッシュの時代に遡り
その後も農作業や木工作業、ペイント作業などの需要拡大に伴い様々なブランドが設立され、労働者層から高い支持を受けます。そして20世紀になると大戦により軍部での需要が拡大し、それまでの作業着よりも高いスペックが求められるようになります。
近年になるとそれまでの機能性に加えファッション性が取り入れられていき。
ワークシャツは作業用のシャツなので、デニムやタンガリー、シャンブレーなど強度に優れた生地がメインです。カジュアルなラインだとフランネルシャツも多く、そういった生地の場合は厚手で丈夫な素材が用いられる傾向にあります。さらにその丈夫な生地は撥水・防塵効果があり、汚れも落としやすく、穴も開きづらい、型崩れもしにくいとデイリーユースに最適な性能を持っています。
特徴は細部に施された、作業を効率化するための仕組みです。色々な道具などを収納するための両胸のフラップポケットに始まり、着脱が楽になるためのジップ・留め外しの簡単なスナップボタンなど、アイテムによって様々な工夫が凝らされています。
その歴史も古く、様々な生活様式に合わせて変化してきたワークシャツは、ファッションカルチャーそのものの様な気がします。今ではヴィンテージとして古い時代のシャツも手に入れることができる様になりました。今一度、クローゼットのシャツを引っ張り出してワークシャツスタイルを楽しんでみてもいいかもしれません。