秋冬コーデの必需品「タートルネック」

11月に入り、一気に冷え込みました。

秋服ではもう寒くなってきましたそんな

本日は、秋冬コーデの必須アイテムである

タートルネックについてご紹介いたします。

1 │タートルネックニットとは？
2 │タートルネックの歴史
3 │スティーブ・ジョブズ氏もタートルネックを愛用した理由
4 │タートルネックの魅力
5 │タートルネックニットを選ぶポイント
①「着膨れしないニット・ジャケットを選択」
②「首元リブの有無で印象はガラリと変化する」
③「アウターの色味とのコントラストを考える」

1 │タートルネックニットとは？

タートルネックとは首まわりに密着する丸い高襟のことで、

亀の首に似ていることからそう呼ばれている。

ちなみにタートルネックとはアメリカ英語であり、

イギリス英語ではポロ競技者のユニフォームに形状が似ていることから

「ポロネック(polo neck)」と呼ばれるのが一般的だ。

2 │タートルネックの歴史

そもそもこの『タートルネック』というものは『ファッション』、

というよりは、『防護服』でした。

初めというのは、13世紀のヨーロッパ。

敵の攻撃から身を守るために『甲冑』が生まれます。

しかし、この見た目から分かるように、鉄の塊。

甲冑自体の重量が50kg近くあり、

素早く動けない、体中にアザができる、等の問題が発生。

その問題を解決するために産まれたのが、

首の周りが突出したハイネックデザインの「クロス・アーマー」

（布製の鎧）これが今のタートルネックの起源、原型であるとされています。

3 │スティーブ・ジョブズ氏もタートルネックを愛用した理由

スティーブ・ジョブズと言えば黒のタートル。

1980年代はじめ。日本出張中のことだった。

｢なぜソニーの工場では全員同じ制服を着てるんだろう？

―不思議に思ったジョブズに、ソニーの盛田昭夫会長には、

「制服は会社では社員を会社に結びつけるものになったんですよ」と。

それを聞いたジョブズは｢そういう結びつきがアップルにも欲しいものだな、

と思った｣という。

盛田昭夫会長のご紹介で、ジョブズはソニーの制服をデザインした

イッセイ・ミヤケに電話をし、

アップルの社員たちにもを制服にも作ってほしいと頼んだ。

しかし、出来上がってきたサンプルの制服が採用されることはなかった。

ジョブスは自分だけ制服作っちゃうのも悪くないな、と思うようになった。

イッセイが着ていた黒タートルネックの中から気に入ったものを選んで、

ジョブス用にいくつか作ってくれるよう頼んでみたんだ。

そしたらイッセイが百着も作ったようだ。

その後Jobsは2011年に他界するまで〈ISSEY MIYAKE〉の黒のタートルネックを愛用し続けたという。

4 │タートルネックの魅力

タートルネックの魅力と言えば、季節感を演出しつつ暖かくシルエットも美しいという点です。秋から冬の寒い時期に大活躍のタートルネックは、視覚的にも温かさを感じさせてくれて季節のファッションを楽しめます。もちろん、首元までしっかりと防寒することができるところもタートルネックの魅力ですね。タートルネックのトップスは、そのまま着こなすことはもちろんワンピースやニットの下にベースとして着ることもできる万能アイテムです。

5 │タートルネックニットを選ぶポイント

①「着膨れしないニット・ジャケットを選択」

ジャケットにタートルネックニットを合わせる際に気をつけるポイントは着膨れしないニットを選ぶという点。タイトなジャケットに合わせる場合には薄手のニットが適しているので、おのずとジャストサイズのハイゲージニットが有力な選択肢となってくる。逆にややゆとりのあるジャケットであれば、ある程度厚みのあるミドルゲージ〜ローゲージニットも選択肢に。

②「首元リブの有無で印象はガラリと変化する」