本革とはなにか。合皮(合成皮革)との違いなどをご説明
よくお店などで耳にする、本革・天然皮革・合皮などという言葉。
みなさんはこれらの言葉の違いをご存知でしょうか?
今回は、そんな革に関連する言葉の違いやメリット・デメリットについてご説明します。
本革と合皮
本革とは、その名の通り本物の革のことを指します。
牛革に限らずブタ革や羊革など、動物の皮からできているものであれば本革と呼びます。
英語では、real lather や genuine leather などと訳されます。
また天然皮革という言葉も、本革と同じ意味を持っています。
皮と革についての紹介は、こちらの記事で行っているのでぜひチェックしてみてください↓
その一方、合皮とは合成皮革の略で、一切動物の皮は使われていないものを指します。
つまり人工的に作られた 偽物の革 です。
英語で、fake leatherと訳されることからもそれがわかりますね。
布地に合成樹脂を塗ることで、本物の革に似せた質感を持たせています。
合成樹脂の素材は様々で、ポリウレタンや塩化ビニルなどが使われます。
また、レザー という言葉は、フェイクレザーのことを指している場合があるのでご注意を!!
知っておきたい、本革のメリット
メリットは、天然のものであるがゆえに、とにかく劣化しにくいことが挙げられます。
手入れ次第では10年以上もお使いいただけます。
また、経年変化(エイジング)を楽しめることも大きなメリットです。
月日が経過するとともに、一層味わい深い唯一無二の製品に仕上がります。
しかし一方で水気や湿気に弱いので気をつけておく必要があります。濡れてしまった場合は早めに乾拭きすることをおすすめします。革の種類にもよりますが、手入れが必要な場合もあるので手間になることも。
また天然素材なので合皮に比べて高価です。