サックコートは簡略化された2つのピースから作られたので、その布のカットのしかたかたから「SACK」（袋）と名付けられたのだとか。ゆったりした袋のような見た目から「SACK」と名付けられたわけではないのですね。フロックコートを作るのに手間がかかるのに関して、サックコートは簡略化されているのでそこまで手間がかかりません。そういう理由もあって、1860〜70年代になると紳士のデイウェアとして着用されるようになり一般に広まっていきます。
本アイテムは19世紀のサックコートをもとに、現代のサイズ感などの解釈を織り交ぜたアウター。Aラインの絞り、裾のラウンド、着丈は腰が隠れる長めのシルエットが特徴、スタイルは3つボタン、小さめの襟で狭いＶゾーン、ボタンは一番上のみを閉め、下は閉めずに中に着たベストや時計のチェーンを見せるのが流行りだったとか。生地にはしっかりした厚みのある撚り杢コットン、表面には畝があり、ほどよく重厚感の感じられる生地ですが、肌触りは柔らかく心地よいのがポイントです。クラシックなディテールを忠実に盛り込みながら、現代のタウンユースを考慮して製作された、ジャケットとコートの中間のようなデザインが、今になって新鮮に感じられます。

※こちらと同素材を使用したパンツと合わせてセットアップでお使いいただけます。
　オリジナル　ワイドチノパン  全10色

お手入れ：水洗い可
生地の厚さ：標準
シルエット：ゆったり
伸縮性：なし
裏地：なし

■商品詳細
素材：コットン100％
関連カテゴリー：トップス/ジャケット
性別タイプ：メンズ

*サイズ表は、製品の生地や織りなどの特性により、多少の誤差はございます。予めご了承ください。